
ANEIがデビュー前から注目される理由。

2019SSがデビューシーズンとなる新進気鋭ブランド「ANEI/アーネイ」。
FASHIONSNAP、WWD JAPAN、HYPEBEAST等、デビュー前にも関わらず各種メディアにも取り上げられ、非常に注目されています。
そして先日10月20日、TOKYO FASHION AWARD 2019で受賞するにまで至りました。(もちろんこちらもデビュー前の状態での話です。)
なぜこれほどまでに耳目を集めるのか、その理由を探って参りましょう。
ANEIのデザイナーの羽石裕氏は、Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)やY-3(ワイスリー)にて企画、パタンナーとして経験を積み、その後visvim(ビズビム)で生産管理を担当しておりました。
日本でもトップクラスのブランドでの長い経験が、羽石氏の大きな強みとなるであろうことは容易に想像することが出来ます。
そしてその経験を経て、独立してANEIを設立し、2019年春夏コレクションでデビューとなる為に、その作品に期待が高まるのは自然な流れなのでしょう。
それでは、ファーストコレクションで実際にどのような作品を発表したのか、ご覧下さいませ。




(※ANEIの2019SSコレクションの全てのLOOKはこちらからご覧頂けます。)
全てのLOOKをご覧頂くと分かりやすいのですが、柔らかいカラーリングでクリーンなもの、モノトーンでクールなもの、スポーツ、ストリート要素を感じるもの等、幅広いテイストを駆使したラインナップです。
羽石氏は33歳と若く、非常に柔らかい雰囲気の方でしたが、このラインナップからは「どんなテイストの服も作れますよ」という様な、静かですが強い意思を感じました。
また、同じデザインでも、贅沢な素材を用いた本当に良いものと、手の届きやすい価格設定にした、2種の素材での展開をしていたのも特徴です。
2019SSのLOOKではメンズモデルが着用しておりますが、羽石氏曰く、2019AW以降はレディースモデルも起用して、ユニセックスブランドとしてのアピールを強めて行くとのことでした。
ユニセックスの作品ならではの柔らかい雰囲気は、ANEIの魅力の一つとなっていくのでは無いでしょうか。
羽石氏は2020年までに海外での発表をしようと思っていたとのことですが、前述のTOKYO FASHION AWARDの受賞により、2019年1月にはパリ、6月にはフィレンツェでコレクションを発表することとなり、順調に目標をクリアしております。
これからの躍進が楽しみなブランドです。
本日か明日、いよいよ作品のデリバリーが始まる予定です。
生地、シルエット、細部の作り込み(複雑なパターン、縫製仕様)等、じっくりとご覧頂き、ANEIの魅力を存分に感じて頂ければ幸いです。