
"Beautiful and Authentic"

今シーズンより新たにお取り扱いをさせていただくブランド「BAUTH」の作品が本日届きました。
LOOKでぱっと見る感じはプレーンでクリーンなイメージで、「はいはい、そっち系ね」という印象かもしれません。
それ系統のブランドは何年も前に「もうええて!」と感じる程にありふれていましたし、私もお店でお取り扱いしない様に避けておりました。
ではなぜこちらのブランドをお取り扱いするのか?という話ですが、そっち系に見えて全くそっち系では無いからです。
LOOKではクリーンに見えていると思いますが、元ネタやディテールはヴィンテージのミリタリーやワークをベースにしたものが多く、ただプレーンで綺麗なその系統とは一線を画します。
ミリタリーやワークのディテールをベースとしながらどのようにクリーンに見せるのかというところですが、引き算によるミニマリズムはもちろんのこと、特筆すべきは生地の使い方であり、その優れた生地開発力こそがBAUTHのアイデンティティであると感じています。
デザイナーに直接お話を伺うとどんどん出て来る生地のこだわり。
元ネタの雰囲気を損なわない様粗野な見た目を担保しながらも柔らかく軽量であったり光沢による品の良さがある生地を用いることで、無骨になり過ぎない匙加減がとても上手なのです。
また、ルーズでは無いもののほどよいリラックス感があり、空気を孕む様なふんわりとした軽やかさを感じるフォルムもBAUTHらしさといえる特徴です。
一見しただけではその特徴が掴みにくいかもしれませんが、袖を通していただきますと"Beautiful and Authentic"というブランドの哲学を理解していただけると思います。
まだブランド設立から2シーズン目となるフレッシュなブランドですが、玄人感がひしひしと伝わるその素晴らしいものづくりの実力をご体感いただけましたら幸いです。