
【STILL BY HAND】能ある鷹は爪を隠す

STILL BY HANDで、ここ数年秋冬シーズンに継続でリリースされているニットがあります。
継続でリリースされる作品は、得てして高い人気があり、それ相応の理由があるのです。

STILL BY HAND/クルーネックワッフルニット(GRAY)
ベーシックなワッフルニットに見える本作品。 どこからどう見ても「普通!!」という印象でしょう。笑 しかし、本当に普通の作りであれば、定番でリリースされる人気作品にはなり得ません。
こちらの作品では、表糸と下糸で色を変えることでデザイン上の特徴を持たせております。

この状態ではうっすらとしか確認出来ませんが、実際に着用すると肩周り等の動きの多い部分は編み目が広がり、下糸の色がはっきりと見えるようになります。

見る角度によっても見え方が異なり、正面から見ると下糸の白い色が見え、斜めから見ると下糸はほぼ見えず、グレーに見えます。 実際に着用して動きのある時には、この見え方が常に変化しますので、非常に奥深く、不思議な色合いとなります。
そしてこちらのニットは、その見た目だけで無く、着心地にも特徴があります。内側の、肌に当たる部分に綿糸が来るように編み立てておりますので、チクチク感が非常に少ないのです。
これにより、半袖Tシャツの上からでも着用可能なニットとなっている為、スウェット感覚で気軽に着られるというのが大きな魅力です。


STILL BY HAND/クルーネックワッフルニット(BROWN)

STILL BY HAND/クルーネックワッフルニット(OFF WHITE)
こちらのOFF WHITEは、表糸と下糸の色のコントラストがほとんど無く、白と生成りという組み合わせです。 インパクトのあるものではありませんが、色合いに奥行きを持たせ、ワッフルの陰影をはっきりとさせる効果があります。
ぱっと見た目に表れるようなこれ見よがしなものでは無く、着て初めて気付くというレベルの、細かく気の利いたデザインが、STILL BY HANDの得意とするところ。 まさに”能ある鷹”。
このような、普段は見えない細部へのこだわりが見えたとき、 心を”鷲掴み”にされてしまうのです。(←鷹じゃないんかい笑)