
精進。

ちょうど7年前の9月18日に、Saltyがオープン致しました。
毎年この日は床へのオイル塗布をしながら、終わりの見えないオープン準備に取り組んでいたあの瞬間にタイムスリップしています。
7年前のこの時間は、チープなディスコミュージックを爆音で流して自分に喝を入れながら、朝までに終わる気がしない量の検品、陳列をこなしていたことがはっきりと思い出されます。
「7年」というのは、個人事業主にとって一つの区切りであることが多いと思います。
取引先、先輩、友人、家族、金融機関と本当に多くの方に応援して頂いてオープンにこぎつけた訳ですが、当初はこんなちっぽけなお店がまさか7年も保つとは誰も思っていなかったはずです。
実際お店に遊びに来た友人にも「まだお店続いてるんだね、すごい」なんて言われたこともあります。
悪気の無いその言葉の裏には「上手く行かない前提」が潜んでいて、私は未だに根に持っています。笑
そういった評価をぶっ潰すべく、それはもうがむしゃらに突っ走りました。
その結果なんとかお店は存続しているのですが、何年も経つと流石に少し賢くなって来ます。
勢いに任せて行動し続けていたあの頃とは異なり、じっくりと頭で考えて考えて、少しでもリスクを見つけたら行動しないという選択をすることが増えて来ました。
このままでは履歴書の特技の欄に書けることが「リスクヘッジ」のみというおぞましい状態になってしまいます。笑
オープンから7年が経過して一区切りついたことで、頭の中にあるやりたいことを絵に描いた餅で終わらせるのでは無く、実際に形にすべく行動を起こす方向に切り替えようという気持ちになっています。
今一度あの頃のチャレンジ精神を取り戻し、新たなフェーズに移行して行きたいと思います。
常にバタバタとしていて余裕が無く、至らぬ所ばかりではありますが、8年目のSalty及び齊藤を、あたたかく見守って頂ければ幸甚です。