ふんわりと柔らかく、光沢感もある極上の生地

こちらの作品では、スビン綿糸(※注1)で編み上げた裏毛生地を使用しております。
「スビンコットンの裏毛生地」とは言いましても、巷に存在する表面だけがスビンコットンのスウェット生地では無く、上糸、中糸、下糸の3層全てをスビンコットンにした、非常に贅沢な裏毛生地です。
スビンコットンの特徴である美しい光沢感のある、上品な印象の生地です。
そして編み上げには希少な吊り編み機を(※注2)使用している徹底ぶり。
ゴワゴワなスウェット生地では無く、ふんわりと柔らかで滑らかな肌触りが特徴の、どこまでも抜かりのない、極めて品質の高い裏毛生地に仕上がっております。

※注1  スビン綿とは…世界最高峰と言われる"海島綿"と、インド原産の超長綿"スジャータ綿"を交配させて品種改良した、インド最高級の綿です。スビン綿は、他の超長綿と比較しても最も細い2.8マイクロメートルであり、非常に柔らかく、美しい光沢、滑らかな肌触りが特長となります。油脂分の含有量も多く、独特の"ヌメリ感"はまるでカシミアを思い起こさせます。

※注2  吊り編み機…1時間に1mしか生産することの出来ない吊り編み機ですが、ゆったりとしたペースで編み上げられることで、糸が空気を含みながらリラックスした状態となります。
編み上がった生地は、通常であれば効率を上げる為に強制的に巻き取るのですが、こちらでは編み上がった生地が自然と落ちて溜まるのを待つことで、他には無い独特な柔らかさが得られます。

トレンドに左右されないベーシックデザイン

身幅に少しゆとりを持たせた、タイト過ぎず、ゆったり過ぎない、程良い塩梅のシルエットです。
ビッグシルエットでも無いスタンダードなサイジングで、何年経っても色褪せない、トレンドとは距離を置いた永く愛用出来る作品です。
気を衒わない直球なデザインですが、少し長めのリブがヴィンテージ感を演出します。
そのデザインを、前述の上品な生地で作るというギャップが特徴的です。